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白菜のスパゲッティ
白菜のスパゲッティ(生成イメージ)

食材

白菜パスタは白い軸と葉を分ける:出た水分でフライパンを仕上げる

白菜の厚い白い部分を先に、薄い葉を後に。鍋底に出た水分を見てからゆで汁を足す、にんにくとツナのスパゲッティを紹介します。

公開 PASTAFONIA編集部
目次
  1. 白い軸はそぎ切り、葉は大きめに残す
  2. 鍋底の水を見てから、ゆで汁を選ぶ
  3. 1人分の編集例:ツナと白菜のスパゲッティ
  4. 水っぽい、硬い、味がぼやけた時の戻し方

白菜のパスタは、鍋に残ったひと切れを麺に混ぜるだけでも作れます。でも、厚い白い部分と薄い葉を一度に入れ、ゆで汁まで一気に注ぐと、白い部分が硬いまま葉はくたっとし、皿の底には味の薄い汁が残りがちです。白い部分を先に温め、葉は後から。ゆで汁は白菜から出た水分を見てから足す。 この順番で、一つのフライパンの中に食感と水分の余地を作ります。

農畜産業振興機構は、秋冬白菜は10〜3月に出荷量も味もピークになると紹介しています。農林水産省によると、白菜は産地を変えながら通年出荷されています。キッコーマンの炒め物でも白い芯と葉を分け、芯を先に炒めています。以下はその考え方をパスタへ応用した編集部の提案です。分量や時間は実調理で最適化したものではなく、白菜の大きさとフライパンの状態を見て調整してください。

白菜の白い幅広い部分と葉先の切り方を示す図。
白い部分と葉を分ける(自作図解)

白い軸はそぎ切り、葉は大きめに残す

白菜は洗って水気を切り、白く厚い葉の付け根側と、薄い葉先側を切り分けます。硬い根元の芯が付いている時は除きます。白い部分は包丁を寝かせてそぎ切りにし、厚みを減らします。葉先は3〜4cm幅に切り、白い部分と別の場所へ。白菜の白い部分は幅広く水気を抱え、薄い葉は熱でかさが減るので、同じ大きさ・同じタイミングではなく、それぞれに居場所を作ります。

キャベツの記事では、炒める方法と麺の鍋でゆでる方法を比べました。こちらはフライパンだけで白菜を仕上げ、白菜から出る水を見て麺の仕上げに生かす方法です。葉先を小さく刻みすぎると、和えるうちに麺の間へ溶け込み、白い部分との食感の違いが見えにくくなります。少し大きいくらいにして、食べるとき麺と一緒に持ち上がる形を残します。

白菜入りのフライパンに出た水分を見てからゆで汁を少しずつ足す図。
鍋底を見てゆで汁を足す(自作図解)

鍋底の水を見てから、ゆで汁を選ぶ

油でにんにくを弱火で温めたら、白い部分を広げます。最初から山にせず、鍋肌に触れる面を作って返します。透き通って少し曲がり、噛んで硬すぎないところまで火を通したら、葉先を入れてさっと返します。厚みによって時間は変わるので、時計より白い部分の噛み心地を基準にします。にんにくが色づきすぎそうなら火を弱め、必要ならいったん具を寄せます。

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ここで鍋底を傾けて見ます。水分が十分に見えるなら、麺を加える時のゆで汁はまず少量。鍋底が乾きそうなら、ゆで汁を大さじ1ずつ加えます。白菜の水は捨てるべきものと決めず、かといって毎回同じ量を足しません。麺を動かした跡に薄い液が戻り、皿へ盛ると水たまりにならない程度が、この一皿の目安です。

白菜をフライパンに長く置くほど、葉の形も味も変わります。麺がまだ硬ければ、白菜をいったん皿に出して待たせても構いません。逆に麺が先に仕上がりそうなら、白い部分をひと切れ食べて硬さを確かめ、必要な火入れを優先します。ソースを「煮詰める時間」で麺のゆで上がりを待たないのがコツです。

白菜とツナとスパゲッティを合わせる図。
一人分の白菜とツナのパスタ(自作図解)

1人分の編集例:ツナと白菜のスパゲッティ

乾燥スパゲッティ100g、白菜150g、ツナ水煮缶1/2缶(固形量約35gを目安)、にんにく1/2片、オリーブ油小さじ2、しょうゆ小さじ1、黒胡椒少々を用意します。ツナの汁は缶によって塩味が違うので、まず切ります。ゆで湯の塩は普段の量にし、しょうゆは最後の味見で調整します。白菜の量は切った後の目安で、葉の比率が違っても大丈夫です。

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  1. 白菜を洗って水気を切り、白い部分をそぎ切り、葉を大きめに切る。にんにくは薄切りにし、ツナは汁を切る。スパゲッティを表示時間を目安にゆでる。
  2. フライパンに油とにんにくを入れて弱火にかける。香りが出たら白い部分を広げ、中火で返しながら噛み切れるまで火を通す。
  3. 葉を加えてさっと返し、ツナをほぐして混ぜる。鍋底の液を見て、麺がゆで上がる前に乾きそうならゆで汁を大さじ1加える。
  4. 表示時間より少し早めに上げた麺を入れ、白菜の水分と和える。動きが重ければゆで汁を大さじ1ずつ足す。全体が温まり麺が好みの硬さになったら火を止める。
  5. しょうゆをまず半量加えて味見し、必要なら残りを加える。黒胡椒を振り、汁が多ければ余分をフライパンに残して盛る。

ツナの代わりに具を足すなら、まず白菜と麺の水分の関係を崩さない少量から。具材に塩味があれば、しょうゆを足す前に味見します。白菜の甘さを残したい日には、しょうゆを増やすより、黒胡椒や仕上げの油を少し選ぶほうが方向を変えやすくなります。

水が多ければ汁を残し、硬ければ白い部分を追加加熱する図。
困ったときの戻し方(自作図解)

水っぽい、硬い、味がぼやけた時の戻し方

汁が多い。 麺を加える前なら、白菜を一度取り出して液だけを短く煮詰めます。麺を入れた後なら、麺を長く煮ずに具とともに皿へ移し、余分な液を鍋に残します。次回は洗い水をよく切り、白菜から出た水を見てからゆで汁を足します。チーズやしょうゆを追加して水分を隠すと、今度は塩味が強くなりかねません。

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白い部分が硬く、葉だけ柔らかい。 葉を先に皿へ移し、白い部分に少量の水を加えて火を通します。麺が入っている場合は、麺も先に取り出して待たせます。次回は白い部分をもう少し薄くそぎ、葉を加える前に一切れ食べて確認します。

味がぼやける。 まず鍋底に汁が多すぎないかを確かめます。液が多ければ盛り付けで残し、適量なら麺と白菜を一緒に味見して、しょうゆを数滴ずつ足します。塩味はツナやゆで湯にもあるため、最初に一度で決めないほうが戻しやすいです。水と油を麺へつなぐ考え方は乳化の仕組みへ。葉物を炒める方法とゆでる方法の比較はキャベツとアンチョビのパスタも参考になります。

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出典

  1. 農畜産業振興機構「冬のお鍋に欠かせない はくさい」
  2. キッコーマン「白菜と豚肉の辛味炒め」
  3. 農林水産省「もっと知りたい葉物野菜」

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