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ブロッコリーの小房と皮をむいた茎を合わせたスパゲッティ
ブロッコリーの小房と皮をむいた茎を合わせたスパゲッティ(生成イメージ)

食材

ブロッコリーのパスタは小房と茎を分ける:水っぽくしない下ごしらえ

小房は形を残し、茎は皮をむいて薄く切る。ブロッコリーを一度に煮込まず、ゆでた後の水気と加える順番を分けて整えるパスタの考え方です。

公開 PASTAFONIA編集部
目次
  1. 小房と茎は、形ではなく火の入り方で分ける
  2. ゆでる・蒸す・炒める前に、水を持ち込まない
  3. ソースは野菜を入れる前に、ほぼ仕上げる
  4. 水っぽい・硬い・崩れるは、原因を一つずつ戻す

ブロッコリーのパスタは、小房と茎を同じ大きさ・同じ時刻に鍋へ入れないところから安定します。小房は短く火を通して形を残し、太い茎は硬い外側を除いて薄く切り、先に火を入れる。ゆでた野菜をそのままソースへ大量に持ち込まない。この三つを分ければ、青い香りを残したいオイル系でも、ソースをまとわせたいクリーム系でも、鍋底が急に水っぽくなりにくくなります。

農林水産省はブロッコリーを小房に分け、茎の皮をむいて使う手順を紹介しています。また、別の公式レシピでは、ゆで上げた後にざるで水気をよく切る工程を置いています。本稿の切り方とパスタへの組み立ては、これらを出発点にしたPASTAFONIA編集部の提案です。特定の分量や火加減を実食比較で決めた記事ではありません。

小房:大きければ付け根から割る:最後に見せる具にする。太い茎:硬い皮をむいて薄く切る:小房より先に火を入れる。細い茎:小房側へ残してよい:食感をつなぐ部分にする
部位ごとに火の入り方を分ける

小房と茎は、形ではなく火の入り方で分ける

まず、房の付け根から切って小房を外します。大きな小房は、包丁でつぼみを細かく刻むのではなく、茎側へ切り込みを入れて手で割ると、つぼみの粉が散りにくく、食べる時の形も残ります。小房はソースの具、茎は香りと歯ごたえをつなぐ別の野菜、と考えると切り方を決めやすくなります。

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太い茎は、表面の硬そうな部分だけを厚めにむきます。中まで削り取る必要はありません。残った淡い色の部分を、薄い輪切り、短冊、細い拍子木のどれかにそろえます。小房より火が入りにくいまま大きく残すと、房が好みの硬さになった時に茎だけが生っぽくなります。逆に茎を小房より先に短く加熱できる形にすれば、一つの鍋で仕上げられます。

部位先にすることパスタでの役割
小房大きければ付け根から割る最後に見せる具
太い茎硬い皮をむき、薄く切る先に火を通す具
細い茎小房側へ残してもよい食感をつなぐ部分

茎を使うか捨てるかは、節約のためだけの選択ではありません。小房だけで作ると、つぼみのやわらかさが一皿に集中します。茎を薄く足すと、同じブロッコリーでも食感の段差が作れます。使う日に必要なのは、茎の量を増やすことではなく、小房と同じ時間に火を通そうとしないことです。

洗う:房の内側まで水を通す:ざるで水滴をよく落とす。火を通す:茎を先に、小房を後に:好みの硬さで引き上げる。水を切る:ざるに上げて待たせる:ソースへ一度に入れない
水をソースへ持ち込まない

ゆでる・蒸す・炒める前に、水を持ち込まない

房の内側には水が残りやすいため、洗った後はざるで振り、水滴を落とします。鍋でゆでる場合、農林水産省の公式レシピは小房に分けたブロッコリーを好みの硬さにゆで、ざるに上げて水気をよく切ると案内しています。パスタへ使うなら、ここでソースのフライパンを準備し、ブロッコリーをざるに置く時間を利用します。水を切る前からソースへ入れ、そこで待たせると、野菜の水と茹で汁で鍋底の濃さが読みにくくなります。

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ゆでる方式は、小房と茎の投入時刻をずらしやすい方法です。先に茎を入れ、少し遅れて小房を入れます。ただし「何分」がすべての株に通じる数字にはなりません。茎の太さ、小房の大きさ、最後にフライパンで温める時間で変わるからです。一本を取り、茎に噛み切れる硬さが出ているか、小房が崩れずにフォークで取れるかを見て上げます。

方法向く場面次の工程で注意すること
ゆでる茎と小房を別時刻に入れたいざるで水気をよく切る
蒸す味付け前の形を残したいふたの水滴を鍋へ落とさない
炒める香ばしさを足したい詰め込みすぎて蒸さない

生のままフライパンへ入れる日も、洗った水を残さないことは同じです。油を温め、茎を先に広げ、少し後から小房を入れます。ふたを使うなら、短く火を通すための手段として扱い、開けた後に出た水分を見ます。鍋底に水がたまったまま、牛乳、茹で汁、チーズを重ねると、何を足せば戻るか分からなくなります。

オイル:麺と油を先に和える:房を大きく返して温める。クリーム:液体の濃さを先に整える:弱火で野菜を合わせる。トマト:トマトの水分を先に整える:房を崩さず散らす
ソースを先に整えてから戻す

ソースは野菜を入れる前に、ほぼ仕上げる

ブロッコリーをソースで長く煮ると、最初に分けた小房と茎の時間差が消えます。にんにくと油のソースなら、香りを移し、麺と少量の茹で汁を和えて濃さを見てから、最後にブロッコリーを戻します。アーリオオーリオへ寄せる時は、ブロッコリーを味付けの代わりにせず、塩と唐辛子の量を麺と一緒に味見して決めます。

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クリーム系も、野菜を入れてから液体を煮詰めるより、先にソースの濃さを作る方が扱いやすいです。牛乳や生クリームを使う場合は、きのこやベーコンなど水分・塩分を持つ具を先に整え、麺を受ける薄いソースを作ります。火を弱めるか止めてからブロッコリーを加え、全体を大きく返します。アラ・パンナのクリームソースでも、緑を煮込み続けて色と形を失わせる必要はありません。

仕上げブロッコリーを入れる前入れた後
オイル麺と油を和え、塩味を確認大きく返して温める
クリーム液体の濃さを先に整える弱火か火を止めて合わせる
トマトトマトの水分を先に整える房を崩さず全体へ散らす

チーズを使う時は、ブロッコリーの表面に付いた水分が多いほど、粉チーズが鍋底で一か所に寄りやすくなります。麺とソースを先に和え、火を止め、必要なら少量の茹で汁でなめらかさを戻してから加えます。ここでも数字より鍋底を見ます。液体が十分あるのに乾いたように見えるなら、油と水が分かれている可能性があります。水分を一度に増やさず、少量で和えて状態を確認してください。

水っぽい:野菜をよけて液体を整える:塩やチーズを先に足さない。茎が硬い:皮と切り方を見直す:次は茎を先に加熱する。房が崩れる:麺を先に和えておく:戻した後は大きく返す
失敗ごとに原因を分ける

水っぽい・硬い・崩れるは、原因を一つずつ戻す

水っぽい。 最初に、洗い水、ゆで後の水、茹で汁、ソースの液体のどれが多かったかを振り返ります。麺をまだ入れていなければ、ブロッコリーを一度よけ、ソースだけを短く整えます。麺が食べ頃なら、強火で煮詰め続けず、余分な液を鍋に残して盛る選択もあります。塩やチーズを足しても、余った液体そのものは減りません。

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茎が硬い。 小房を長く煮るのではなく、次回は茎の皮をもう少し除き、薄く切り、先に加熱します。今の皿では、硬い茎だけを拾って再加熱する方法もありますが、麺を待たせる時間が増えます。安全に必要な加熱は確保したうえで、部位ごとの切り方を変える方が再現しやすいです。

小房が崩れる。 仕上げに入れた後、トングで細かくかき混ぜていないかを見ます。小房はソースへ溶かす材料ではありません。麺とソースを先に和え、房を入れたら二、三回大きく返して皿へ移します。崩れた部分はソースの中へなじませ、残った形を上に置けば、一皿の見え方も整います。

ブロッコリーの水分を別の野菜でも扱いたい時は、きのこパスタを水っぽくしない方法が次の基準になります。小房、茎、ソースの三つを同時に急がせず、それぞれの役目が終わってから合わせる。それが、この野菜をパスタの具として使い切るための順番です。

この皿を作る

出典

  1. 農林水産省「食を究めたスペシャリストが教えます 達人レシピ。第17回ブロッコリー」
  2. 農林水産省「ブロッコリーごま和え」

ブロッコリー野菜パスタ下ごしらえ水分

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