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きのこパスタが水っぽくなる時、ソースを増やす前に見るべきなのは、きのこを入れた瞬間から麺を合わせる直前までの鍋底です。しめじ、舞茸、エリンギは加熱中に水分を出します。そこへ塩、しょうゆ、牛乳や生クリーム、茹で汁を一度に足すと、どの液体で濃度が変わったのか分からなくなります。
先にきのこだけを広い鍋で焼き、出た水分と焼き色を確認してから、味の液体を加える。最後に麺と茹で汁で濃度を決める。この順番なら、和風にもクリームにも組み替えられます。和風きのこパスタの流派の違いを試す前に、まず水分を扱える状態にしておきましょう。以下の切り方や鍋の見方は、公開レシピを照合してPASTAFONIA編集部が家庭向けに組み立てた目安です。
- しめじ小房に分けて、鍋全体へ散らす
- 舞茸大きすぎる塊を裂き、香りを残す
- エリンギ厚みをそろえ、歯触りを残す
大きさをそろえると、複数のきのこを同じ鍋で焼き分けやすい。
種類を混ぜるなら、火の入り方をそろえる
しめじは小房に分け、舞茸は大きすぎる塊を裂き、エリンギは厚みをそろえて切ります。三種類を必ず混ぜる必要はありませんが、混ぜるなら「細かく火が入りやすいもの」と「厚く食感を残したいもの」を一緒に扱わないことが大切です。小さな舞茸と厚いエリンギが同じ大きさのままだと、前者から水分が出ている間に後者の表面が焼けません。
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| きのこ | 切り方の目安 | 一緒に使う時の役割 |
|---|---|---|
| しめじ | 石づきを落とし、小房に分ける | 量を作り、ソースに散らす |
| 舞茸 | 手で大きめに裂く | 香りと薄い焼き色を足す |
| エリンギ | 5mm前後の輪切りか短冊 | 噛みごたえを残す |
| マッシュルーム | 薄切りか四つ割り | バターやクリームの香りを受ける |
水で洗うと表面に余分な水が残り、焼き始めがさらに遅れます。汚れが気になる時は、乾いたペーパーで落とし、どうしても洗った場合は水気をよく拭きます。食材の状態には個体差があるため、切り方を厳密な正解にせず、同じフライパンで同じ速さに火が入る形へそろえるのが目的です。
- 一層に広げる鍋底へ接する面を作り、山にしない
- 待つすぐ混ぜず、水蒸気と焼き色を見る
- 返す縁に色が付いたら、次の面を焼く
混ぜる回数を増やすより、広げて待つ時間が焼き色を作る。
広げて焼き、蒸気が落ち着いてから動かす
フライパンへ油を入れて温め、きのこをできるだけ一層に広げます。山にすると下のきのこが出した水分で全体が蒸され、表面を焼く余地がなくなります。最初から強く混ぜず、底に接している面が焼けるまで待ちます。焼き色が付く前に水分が多く出たら、きのこを端へ寄せるより、鍋全体に広げ直して蒸気を逃がします。
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リュウジの和風きのこパスタも、きのこを加えて炒め、麺と合わせる前に調味料へ進む順番です(至高の和風きのこパスタ)。大事なのは特定のきのこではなく、きのこだけを加熱する時間を取ることです。
焼けた目安は、鍋底の液体が大きく揺れる状態から、細かな泡と油が見える状態へ変わり、きのこの縁に色が付くことです。完全に乾かす必要はありません。焦げ臭が出るまで火にかけると、ソースへ入れた後まで苦味が残ります。香りが立ち、鍋底に少量の旨味を含んだ水分が残るところで次へ進みます。
- きのこだけを焼く最初は水分と焼き色をそのまま読む
- 調味を加える塩、しょうゆ、だしをソース別に選ぶ
- 麺と味見する塩味は具と麺を一緒に見て決める
水分を読む工程と塩味を決める工程を分けると、戻す手が残る。
塩としょうゆは、焼く工程の後に決める
塩を早く入れると、鍋に液体が出た時に「きのこ自身の水分」なのか「調味料と一緒に出た液体」なのかを見分けにくくなります。まずきのこだけを焼き、水分が落ち着いたら、ソースの種類に合わせて塩、しょうゆ、めんつゆを加えます。しょうゆは鍋肌から加えて短く香りを立て、煮詰めすぎる前に麺へつなげます。
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味を決める順番は、次のように分けると戻しやすくなります。
| 仕上げ | きのこを焼いた後に加えるもの | 麺を入れた後に調整するもの |
|---|---|---|
| 和風 | しょうゆ、めんつゆ、だし | 茹で汁と、必要なら塩少量 |
| バター | バター、にんにく、胡椒 | 茹で汁と塩味 |
| クリーム | 牛乳または生クリームを少量 | 茹で汁、チーズ、塩味 |
ベーコン、塩昆布、チーズを使う日は、どれも塩気を持つ材料です。きのこへ塩を振る時点ではなく、麺と一緒に味見してから最後の塩を決めます。きのこに塩が必要なわけではなく、一皿全体に必要かを判断するという考え方です。
- 和風しょうゆやだしを短く温めてから麺を受ける
- クリーム乳製品は少量から加え、濃さを確認する
- 茹で汁最後に少量ずつ足して麺へ広げる
きのこの水分を整えてから、ソースの種類と茹で汁で濃度を決める。
ソースと麺を合わせる前に、鍋底の濃度を作る
和風なら、きのこを焼いた鍋へしょうゆやだしを入れ、液体を一度だけ温めてから麺を受けます。クリームなら、きのこの水分が多く残ったまま牛乳や生クリームを全量入れず、少量から加えて濃さを見ます。Barillaのきのこと生ハムのフェットチーネも、きのこと生ハムをバターで調理してから、フェットチーネとチーズを合わせます(公式レシピ)。
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麺は表示時間より少し早めに上げ、まず少量の茹で汁で鍋底のソースを伸ばします。トングで麺を返し、きのこが麺の間に散り、底の液体が薄く麺へ付く状態を見ます。液体が鍋底に多く残るなら、追加の茹で汁やチーズを急がず、麺を入れる前の工程へ戻って短く煮詰める方が安全です。
幅のあるフェットチーネはクリームやバターの薄い膜を受けやすく、スパゲッティは和風の軽いソースときのこを均一に運びます。これは固定の組み合わせではありません。きのこが多い日は、太い麺へ重いソースを重ねるより、具を少なめにするか、ソースを軽くしてフォークで一緒に取れる量へ整えます。鶏肉まで加えるクリーム系なら、アルフレードに合う麺と具材も参考になります。
- 麺を入れる前鍋の液体を短く煮詰め、きのこの焼き加減を見る
- 麺を入れた後強火で煮詰めず、余分な液を底へ集める
- 味が薄い時だけ塩、しょうゆ、チーズを一つずつ決める
液体を減らす操作と、味を足す操作を同時にしない。
水っぽくなった時は、味と液体を別々に戻す
水っぽい鍋へチーズ、塩、しょうゆをすぐ追加すると、液体の量は変わらないまま味だけが濃くなります。まず麺ときのこをトングで持ち上げ、鍋底に残る液体の量を見ます。麺をまだ入れていないなら、きのこを取り出さずに短く煮詰めます。きのこが既に好みの焼き加減なら、いったん皿へよけてから液体だけを煮詰め、戻します。
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麺を入れた後は、強火で長く煮詰めません。麺が柔らかくなり、きのこの香りも飛びやすくなるためです。鍋を傾けて余分な液を底に集め、麺を二、三回返します。それでも液体が多ければ、麺と具を先に盛り、底の液体を残す方法もあります。味が薄い時だけ、しょうゆ、チーズ、塩のどれが足りないかを一つずつ決めます。
次回は「きのこを詰め込みすぎた」「塩やしょうゆを早く入れた」「ソースの液体を一度に入れた」のどれか一つだけを変えてください。水分を飛ばす工程と味を決める工程を分ければ、きのこの種類やソースが変わっても、鍋の中で何が起きているかを追いやすくなります。乳化の仕上げ自体が分からない時は、パスタの乳化がうまくいかない時の直し方から確認できます。