元祖アルフレード店の直伝レシピ
- 二又フォークで麺を鍋からトレイへ直接運び、三拍子のリズムで和える「マンテカトーレ」という専任の給仕動作がある
- パルミジャーノ・レジャーノは24ヶ月熟成を3回ふるいにかけて使う、店の正式な配合
- パスタ1人前110g・バター20〜25g・チーズ70gという配合比率が公式レシピとして開示されている
ローマ・ラツィオ · No.17 / 103
Fettuccine Alfredo, 6 ways
バターとパルミジャーノだけで乳化させる、ローマ生まれの「ブッロ・エ・パルミジャーノ」が原型。アメリカに渡って生クリームとニンニクが加わり、原型とは似て非なる料理へ枝分かれした点が最大の分岐点。
各カードは元動画またはレシピ記事へつながります。流派をそのままビルダーに入れることもできます
元祖アルフレード店の直伝レシピ
鍋の上のボウルで蒸気を使い分離させない
参照: [1]
極弱火バター+茹で汁でフライパン直火乳化
参照: [1]
クリーム煮詰め後オフヒートで乳化
参照: [1]
数値は各動画・レシピ記事の表現をそのまま転記
| AXIS | Italia Squisita | Pasta Grammar | Vincenzo's Plate | GialloZafferano | Chef Jean-Pierre | Joshua Weissman |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 麺の種類・量・茹で | 極薄手打ち生フェットチーネ(00粉250g+タイプ0セモリナ250g+卵7個で6人前)・1人前110g・湯で30秒だけ茹でる | 極薄の自家製生フェットチーネ4人前、機械の一番薄い設定近くまで延ばす。30秒ほどで茹で上がる | 自家製生タリアテッレ/フェットチーネ(00粉200g+卵2個、2人分)。3分ほど茹で、2分経過時点で茹で汁をマグ1杯確保 | 自家製生フェットチーネ(00粉400g+卵4個)、2〜3分茹でる | フレッシュフェットチーネ1/2ポンド(2人分)、パッケージ表示通りに塩湯で茹でる | 乾燥フェットチーネ400g、袋の表示時間通りに茹でて茹で汁1/2カップを確保 |
| 茹で湯の塩 | 塩を入れたたっぷりの湯(塩分量の記載なし) | たっぷりの塩(数値記載なし) | 岩塩大さじ1を鍋の湯に | 塩(分量は「お好みで」) | 塩湯(分量記載なし) | 塩湯(分量記載なし) |
| バターの扱い | 室温に戻したバター1人前20〜25gを温めたトレイに敷く | 無塩バター4Tbsp(約60g)を薄切りにして大皿に並べる | グラスフェッドの上質なバター80gを大きめにカットしてボウルへ(無塩指定は原典になし) | 無塩バター1本(80g)を大きめのフライパンで極弱火にかけ、焦がさず溶かす | バターは使わず、生クリーム2カップのみで乳化させる | 無塩バター115gと生クリーム300mlを併用 |
| 生クリームの有無 | 使わない | 使わない | 使わない | 使わない | 生クリーム2カップを直火で沸騰・還元させて使う | 生クリーム1.25カップをバターと共に中火で3〜4分軽く煮詰める |
| チーズの種類・量 | 24ヶ月熟成パルミジャーノ・レジャーノ1人前70g、3回ふるって粉状に | パルミジャーノ・レジャーノ4oz(115g)。パルメザンでの代用は不可と明言 | パルミジャーノ・レジャーノ(分量は「好きなだけ」)を2回に分けて投入 | パルミジャーノ・レジャーノ80gをすりおろし、火を止めてから加える | レッジャーノ・パルメザン1/2カップをクリームに加えて一緒に煮詰める | パルメザン2カップ(250g)を火を止めてから加える |
| ニンニク・香味の有無 | 使わない | 使わない | 使わない | 使わない | 使わない | みじん切り5片を、火を止めた後にチーズ・タイムと一緒に加える |
| 乳化の方式 | 二又フォークで麺を温めたトレイへ直接移し、フォークとスプーンで三拍子のリズムに和える(マンテカトーレ) | トングで麺を茹で汁ごとバターの大皿に移し、粉チーズをのせて2本のフォークで手早く和える(皿の上・非加熱) | ボウルを茹で鍋の上に乗せて蒸気でバターを溶かし、鍋から外して茹で汁を3回に分けて加えながらチーズを2段階で乳化させる | フライパンに茹で汁を加えてから麺を投入して直火でさっと炒め合わせ、火を止めてからチーズを混ぜて乳化させる | 生クリームをフライパンで沸騰させ、チーズを加えてスプーンの背にコーティングする濃度まで直火で還元してから麺を和える | クリームとバターを軽く煮詰めた後に火を止め、チーズ・ニンニク・タイムを泡立て器で乳化させてから茹で汁を少しずつ加えて麺と絡める |
| 火加減・温度 | 加熱器具は使わず、温めたトレイの余熱のみ | 加熱なし。皿の上でオフヒートのまま仕上げる | 直火ではなく鍋の蒸気による間接加熱のみ | バターは極弱火。麺投入後も直火でさっと加熱し、チーズを入れる直前に火を止める | 終始直火。クリームを能動的に煮詰めて濃度を作る | クリームは中火でひと煮立ちさせた後、仕上げは火を止めたオフヒート |
| 仕上げ | 特筆すべき追加なし。和えた状態でそのまま提供 | 特になし。和えたらすぐ提供 | 好みで追加のパルミジャーノを振って提供 | 塩少々と黒胡椒をたっぷり挽いて仕上げる | 追加のチーズと黒胡椒をかけてすぐに提供 | パルメザンと黒胡椒を追加してから提供 |
| 所要時間 | 記載なし(提供まで数分) | 調理時間10分 | 下ごしらえ5分・加熱10分・合計15分(2人分。生地の休ませ10分は別) | 下ごしらえ30分・加熱5分(別途、生地を30分休ませる)・4人分 | 30分以内 | 調理10〜15分 |
| 出典の確認 | 出典確認済 | 出典確認済 | 出典確認済 | 出典確認済 | 出典確認済 | 出典確認済 |
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フェットチーネ・アルフレードの分岐点は乳化と加熱の方式
フライパンを火にかけたまま手で温度を作る。速いが、手の感覚が要る。
湯煎・蒸気・二重鍋・ハンドミキサー。再現性が高い代わりに一手間。
火を切ってから、あるいはボウルで麺の熱だけで乳化させる。失敗しにくい。
調理に使う道具と、この皿に合う食材の購入候補です。
ローマの店が示すフェットチーネ・アルフレードの手順を起点に、クリームを使う皿との組み立てを考える。
アルフレードに合わせる生麺・乾麺の選び方、具なしで味わう一皿、鶏肉やきのこの加え方を解説。ソースを薄めず、麺を固めずに盛る段取りまで紹介します。
バター、チーズ、茹で汁を別々に準備し、熱と水分を見ながらアルフレードを和える。
バターは油ではない。80%が乳脂肪、16%までが水、残り2%の乳固形分が150℃で焦げる。この三つの数字が、北イタリアの鍋の中身と、ローマで生まれてアメリカで作り替えられた一皿と、日本の喫茶店のケチャップ麺までを一本の線でつないでいる。
バターの脂肪分と水分を前提に、茹で汁を少しずつ加え、麺の熱でまとまりを作るための実用的な順序を紹介します。
ペコリーノ・ロマーノDOPは羊乳100%でおろし用は最短8ヶ月、パルミジャーノ・レッジャーノDOPは牛の生乳で最短12ヶ月。産地も熟成も法律で決まっているのに、日本の棚に並ぶ「パルメザンチーズ」にはその縛りがない。乳の種類・熟成の長さ・粒の細かさという3つの軸から、サイト内の全レシピを貫くチーズの使い分けを追う。
イタリアの法律は「pasta di semola di grano duro」の名乗りを、デュラム小麦のセモリナと水だけに限る。グラニャーノIGPは乾燥を40〜85°C・4〜60時間で縛る。日本のJASは7,840kPa以上で押し出せと書く。番手・ダイス・乾燥温度という3つの変数が、皿の上でソースが絡むかどうかを決めている。
有塩と食塩不使用の違いを商品表示から読み、茹で湯・チーズ・しょうゆまで含めて塩を後から決めるための手順です。