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「落合流は、炒めるのは具だけ」とNHKきょうの料理のレシピ紹介文にあります。ファビオが麺そのものをフライパンで炒め合わせ、リュウジも麺を焼いて香ばしさを出すのに対し、落合務は火を止めてから茹でたてのパスタを和えるだけです。ここに麺の太さと、ケチャップを煮詰めるか伸ばすかが連動します。この記事では5流派を、麺・ケチャップ・炒め方の3点で並べます。
- 太麺を長茹でファビオは太麺を長めに茹で、もちもち感を狙う。
- 太麺を推奨リュウジは太さを固定せず、太めの麺を勧める。
- 細麺で和える落合務は細麺を選び、麺を炒めず仕上げる。
麺の太さは、仕上げに炒めるか和えるかと連動する。
太麺のファビオ、太麺推奨のリュウジ、細麺で逆を行く落合務
ファビオは2.2mmの太麺90gを通常より長い12分半茹でて、もちもち食感を狙います。リュウジは太さを指定せず、公式レシピに「パスタはもっと太いものでも!」、書き起こしのPoint欄に「太めのパスタがおすすめ」と太麺を推奨し、軽く湯切りします。一方、落合務は1.4mmの細麺で、1人あたり80g(2人分160g)。リュウジの100g、ファビオの90gと比べても細く少なく、太麺派とは逆の選択です。茹で時間・塩分濃度は、同ページの「ゆで方の基本」で湯1Lに1%の塩、袋の表示時間より1〜2分短く、と共通の基本として示されています。細麺を選ぶ理由の記載はありません。ただし落合務はパスタ自体を炒めないため、炒めで水分が飛ばない前提の選択と読めます。
小倉知巳は主役をスパゲッティでなくフジッリ60gに置き換え、塩分1.5%の湯で茹でます。Chef Ropiaは下茹でせず、フライパンの中でトマトジュース400mlと一緒に乾麺80gを煮ます。
- 煮詰めるケチャップを具へ絡め、酸味が落ち着くまで加熱する。
- 伸ばす茹で汁を同量ほど加え、火を止めて口当たりを整える。
- 使わない調理済みトマトソースで、別の酸味と濃度を作る。
同じ赤いソースでも、濃縮・希釈・不使用に分かれる。
ケチャップは、煮詰める派と伸ばす派に割れる
リュウジは「味付けはケチャップだけ」を看板に、大さじ4を弱火で具材と炒めて酸味を飛ばし、具にまとわりついたら火を止めます(公式レシピには「味が足りなければコンソメを入れる」の補足もあります)。ファビオは自家製ケチャップ150ccを使い、麺を戻して黒胡椒とバターで絡めてから後がけで炒め合わせます。書き起こしサイトの編集部は「焼きそばのように炒めて旨味を凝縮させるのがポイント」と要約していますが、これは本人の発言ではありません。
詳しい解説を読む
落合務は伸ばす側です。ケチャップ大さじ2に茹で汁大さじ2を加えてのばし、火を止めます(パスタが茹で上がっていなければごく弱火で保温します)。Chef Ropiaはトマトジュースを「煮詰まって焦げ付いてくるまで放置」してヘラで裏返し、ケチャップを絡めて水を足しながら好みの固さにします。小倉知巳はケチャップを使わず、調理済みのトマトソース80gとパプリカのオイル漬け大さじ1で作ります。
- 具だけ炒める火を止め、茹でたて麺とチーズ、バターを和える。
- 麺も炒める麺をソースへ戻し、焼くことで香ばしさを加える。
- ソースを先にソースを煮て完成させ、最後に麺と追い油を合わせる。
麺への再加熱の有無が、とろみと香ばしさを分ける。
「炒めるのは具だけ」、落合務は麺に火を入れ直さない
「落合流は、炒めるのは具だけ」とNHKきょうの料理のレシピ紹介文にあります。玉ねぎ100g・ボンレスハム塊120g・マッシュルーム5個・ピーマン2個を炒め、火を止めてから茹でたてのパスタとパルメザンチーズ30gを和え、最後にバター10gを加えてからめる方式で、「トロッとした口当たり」を標榜します。
詳しい解説を読む
対してファビオは麺そのものをフライパンで炒め合わせ、リュウジも軽く湯切りした麺を入れて「よく炒め混ぜる」と書き起こしにあり、「フライパンにパスタを入れた後、焼いて香ばしさを出したほうがよい」とPoint欄にあります。Chef Ropiaは煮詰めて焦げ付かせる工程そのものが特徴です。小倉知巳はトマトソースを弱火で2分煮込んでからフジッリを加え、濃度がつきすぎた場合だけ茹で汁で調整し、最後は火を止めてオリーブオイルを回しかける、イタリアン式の「ソースを先に完成させて和える」やり方です。
具材はウインナー(リュウジ・Chef Ropia)、ソーセージ(ファビオ)、ハム(落合務)、ベーコン(小倉知巳)と割れます。リュウジは「断面が広いほうがうまみが出るため斜め切りにする」と切り方まで指定します。
- 酸味が残る弱火で具に絡むまで、または焼き付けるまで煮詰める。
- 麺がべたつく水分を飛ばすか、加える茹で汁を少量にとどめる。
- チーズがダマ火を止めてからバターとチーズを一気に和える。
酸味、水分、温度を別々に直すのが失敗回避の近道。
よくある失敗と流派別の対策
ケチャップが酸っぱく残るのは煮詰め不足です。リュウジは弱火で具にまとわりつくまで、ファビオは焼きつけるまで加熱します。
麺がベタつくのは水分過多です。落合務は茹で汁大さじ2でのばし、味をみて塩けが薄ければ茹で汁、濃ければ水を少々足すという、味の濃さの調整を指示しています(水分量の調整としての記載はありません)。Chef Ropiaは逆に水分を飛ばしきってから水を足します。
チーズがダマになるのは加熱しすぎです。落合務は火を止めてからパルメザンとバターを和えます。
- もちもち太麺を長めに茹でるファビオの型が基準になる。
- 濃いケチャップ弱火で具へまとわせるリュウジの型が向いている。
- とろりと和える麺を炒めない落合務の型で、焦げを避けて仕上げる。
欲しい食感から、麺・ソース・再加熱の型を選べる。
まとめ
太麺でもちもちにしたいならファビオの12分半茹で、ケチャップだけで濃くしたいならリュウジの弱火煮詰め、パルメザンでコクをつけつつ麺を焦がしたくないなら落合務の「炒めるのは具だけ」。5流派の工程分解はナポリタンの比較ページで並べられ、工程ごとに組み合わせるならレシピビルダーの使い方から始めてください。