伝統ローマ・アマトリーチェの流派は玉ねぎもニンニクも入れない。6人のシェフのうち入れているのはリュウジと日髙良実だけで、残る4人は豚の脂とトマトとチーズを軸に白ワインや唐辛子を添えて作る。分かれ目は焼き方と白ワインの量、チーズを入れるタイミングだ。
海外のシェフ
Vincenzo's Plate
Vincenzo Prosperi
イタリア本場基準 「本場イタリア人はこう作る」を軸にした解説型。クリーム不使用のカルボナーラや、パスタの太さの使い分けなど細部を主題にする。
Vincenzo's Plate · 約165万人(2026-09-05時点)
動画で見る
公式の埋め込みで再生します
フェットチーネ・アルフレードHow to Make FETTUCCINE ALFREDO Like an Italian
ブカティーニ・アマトリチャーナHow to Make PASTA AMATRICIANA like a Roman
ペンネ・アラビアータHow to Make PENNE all'ARRABBIATA Like an Italian (The Angry Spicy Pasta Recipe)
スパゲッティー・アラ・アッサシーナHow to Make SPAGHETTI ALL' ASSASSINA Like an Italian
タリアテッレ・アラ・ボロネーゼWhy Your Bolognese Never Tastes Right (This Is Why)
トンナレッリ・カチョ・エ・ペペHow to Make Authentic Cacio e Pepe Pasta: No Cream, All Flavor
この人の技法の特徴
- カルボナーラはクリーム不使用を本場基準として強調する
- カチョエペペには太めのスパゲットーニを使う(ソースが絡む厚みが理由と公式レシピで説明)
- カチョエペペは初期版と2026年版を併載し、後者は茹で湯を減らし塩を入れずデンプン濃度を上げる
- チーズを高温で一気に入れることが最大の失敗要因だと繰り返し示す
この人のレシピから作る
21皿





Vincenzo's Plateが紹介・使用する道具と食材
まとめて買い物メモに溜められます
紐付けの根拠は各カードの紹介・使用情報と、本人の動画・発信です。本人の推薦・提携ではありません。
Vincenzo's Plateの蘊蓄
肉を焼き付けるか色を残すか、赤ワインか白か、牛乳は要るか不要か。8人のシェフの答えはことごとく割れ、煮込み時間だけ見ても国内勢の30〜60分と海外の権威系の3〜5時間では桁が一つ違う。
カチョ・エ・ペペは材料が4つしかないのに、失敗の原因はほぼひとつに絞られる。チーズを入れる瞬間、鍋が熱すぎることだ。8人のシェフの対策は、火を止めない・止める・間接熱を挟むの3流派に分かれる。
トマトソース用に買うならホール、カット、パッサータのどれ?形状と水分、ソースに残したい食感から選び、産地の表示と味の好みを分けて考えます。
全卵か卵黄か、生クリームを使うか、フライパンか湯煎か。シェフごとの配合と工程を比べ、家庭で試す一つのレシピを選ぶためのガイドです。
ペコリーノ・ロマーノDOPは羊乳100%でおろし用は最短8ヶ月、パルミジャーノ・レッジャーノDOPは牛の生乳で最短12ヶ月。産地も熟成も法律で決まっているのに、日本の棚に並ぶ「パルメザンチーズ」にはその縛りがない。乳の種類・熟成の長さ・粒の細かさという3つの軸から、サイト内の全レシピを貫くチーズの使い分けを追う。
Vincenzo's Plateはカルボナーラもカチョ・エ・ペペも、卵とチーズを合わせる工程は直火にかけない。茹で鍋の上に鍋を置き、蒸気の熱だけで卵とチーズを乳化させる。2026年版のカチョ・エ・ペペは塩を使わず、湯も減らしてペコリーノの塩気とデンプン濃度に賭けている。
アーリオオーリオの油浮き、水っぽいソース、チーズのダマを分けて対処。茹で汁を足す時と煮詰める時の違い、卵入りソースで避けたい加熱を整理します。
にんにくの香りは、にんにくの中には入っていません。切って壊して初めて生まれ、数分で山を越え、湯の中では1%以下まで消えます。切り方・待ち時間・火入れ・産地呼称・保存の危険まで、蘊蓄をひととおり。
Vincenzo's Plateはアマトリチャーナの代用品にパンチェッタとサラミを挙げつつ、ベーコンだけは名指しで禁じています。グアンチャーレの通販での選び方と、シェフによる扱いの違いをまとめます。
カルボナーラの肉をベーコンで代用できる?部位・燻製・脂・塩気の違いから、買いやすい材料で作る時に調整したい点を整理します。
カルボナーラの生クリーム不使用は、リュウジとVincenzo's Plateに共通していて、家庭派か本場派かでは割り切れない。本当の分岐は材料・火・乳化という3つの設計判断にある。
リュウジの至高のアーリオオーリオは、材料表のオリーブオイルを1本目と「仕上げの際に追加で」の2本に分けて、同じ大さじ1ずつを2回書いている。加熱するかしないかで役割が変わるからだと考えられる。仕上げ用の選び方を整理する。
IOCは遊離酸度0.8%以下と官能パネルでエキストラバージンを定義する。一方、日本のJAS 0523:2024にあるのは「オリーブ油」と「精製オリーブ油」の2区分だけだ。発煙点をめぐる誤解、喉を刺すオレオカンタール、品種が決める辛味の幅、そして乳化。本稿で比較する既存30皿のうち22皿に入っている油を、規格・科学・レシピの三方向から追う。
カチョ・エ・ペペの伝統派3チャンネルは、麺100gあたりのチーズ量が25g・37.5g・50gとバラバラだ(37.5gはペコリーノ18.75g+パルミジャーノ18.75gの半々ブレンド)。海外パスタYouTube5チャンネルを、原典への忠実さと再現手順の作り方で伝統派・科学派・翻訳派の3つに整理する。
ペコリーノは羊乳で塩気が強く、パルミジャーノは牛乳で塩気が穏やかだ。Vincenzo's Plateは2026年版で茹で湯を無塩にしてペコリーノの塩気に任せる一方、Pasta Grammarは逆に「たっぷり塩を」と言う。チーズを先に決めてから塩加減を合わせるのが順序だ。
J. Kenji López-Altはカチョ・エ・ペペを大鍋なしで作ります。12インチのフライパンに麺がちょうど浸る水を張って茹で、湯切りせずトングでソースの鍋へ移す。湯量を絞る流派に、専用のパスタ鍋はいりません。
2025年の物理学研究は、ソースの安定を決めるのがチーズ質量に対するデンプン比(1%未満で分離、2〜3%が最適、4%超で硬くなる)だと示しました。湯量を絞るJ. Kenji López-Altと指している変数は同じですが、論文自身の処方は粉末デンプンを別に溶く方法です。
ペコリーノ・ロマーノDOPは香りの揮発を避けるため塊で買うのが基本、というのが編集部の見立てだ。アマトリチャーナで確認できた中で最も多い麺100gあたり20gという使用量や、保存とDOP表示の見分け方までまとめた。
リュウジのアーリオオーリオは茹で汁を作らず、乾麺を水350ccとコンソメで直接煮る。本人いわく「邪道にして至高」。一方、小倉知巳は茹で上がり残り10秒で茹で汁を投入するなど、6シェフの乳化タイミングとニンニクの火入れを比べる。
落合務は「もとは同じトマトだもんな」とトマト缶ではなく無塩トマトジュースを煮詰める。ソースにパスタを入れたら二度と火をつけない。リュウジは玉ねぎと砂糖・コンソメで家庭の舌に寄せ、Pasta Grammarは25〜30分煮詰めて濃度を出す。6流派のトマトソースを4点で比べた。
カチョエペペのおろしチーズは麺100gあたり17gから50gまで、流派で3倍近く違う(ファビオ版はこれとは別にクリームチーズ50gを加えるため総量では最多)。カルボナーラ・アマトリチャーナと材料は別物でも、チーズの量・豚の脂・乳化の起点という同じ3軸で分岐しているだけだ。
水の量に対する塩の計算と、チーズ・ベーコン・茹で汁を使うソースでの調整方法を紹介。濃度の違うレシピを混ぜず、塩辛さを防ぐ順序を整理します。
記録に残る最古のイタリアのトマトは1548年10月31日、フィレンツェ郊外の農園からピサのコジモ1世へ届いた籠。パスタとトマトソースが同じ皿に載った最初の記録は1790年。マルコ・ポーロの麺は1929年にアメリカの業界誌が作った話で、サンマルツァーノは2011年時点で米国市場の推定95%が非正規品。トマトという素材を、出典の残っている事実だけで縦に貫く。
リュウジのボンゴレビアンコには昆布茶小さじ1/2が入る。7流派のボンゴレをあさりの開け方と乳化で比べると、分岐点は「貝の汁を麺に吸わせるか、茹で汁と合わせて乳化させるか」に集約される。